リモートワークのメリットとは?デメリットとその解決策を併せて解説!

近年リモートワークを取り入れたことのある企業も少なくはないでしょう。リモートワークを経験した企業や人も多いかと思いますが、メリットやデメリットについてしっかりと考えたことはないと言う方もいらっしゃるかと思います。

本記事では、リモートワークのメリットをはじめ、デメリットやその解決策を併せて解説してまいります。

1.リモートワークは企業と従業員両方にメリットがある

近年、リモートワークを導入している企業も増えてきたように感じている人も多いのではないでしょうか。とは言え、リモートワークを導入することに対して、少なからず抵抗がある企業や人もいらっしゃるかと思います。

リモートワークは単に、従業員だけにメリットがあると言う訳ではなく、企業にとってもしっかりとメリットはあります。企業、従業員それぞれにとってのリモートワークを導入するメリットを知ることで、導入に対してもより前向きに取り組めるものです。

もちろんリモートワークにもデメリットがあるため、それらを十分に理解し、それぞれの解決策についても知っておくことで、導入後のリスクを抑えることも可能となるでしょう。

2.企業としてのリモートワークのメリット

まずは、企業としてのリモートワークのメリットについて見ていきましょう。

2-1.コスト削減

リモートワークを導入することで、従業員の出勤にかかる交通費などを削減することができます。企業ごとに最大支給額などの規定はありますが、従業員によっては遠方から出勤するため、交通費もある程度高くなることもあるでしょう。

リモートワークを導入することで交通費削減になるだけではなく、遠方から出勤している従業員のモチベーションアップにもつながります。

また、オフィスが必要なくなると毎月の家賃や光熱費など、もろもろのコスト削減にもつながることもメリットであると言えるでしょう。しかし、オフィス自体は残しておきたいと考える企業も多いものです。

そのような場合は、規模を見直して少し狭いオフィスに移動してみたり、少し駅から遠いところに移動することで毎月の家賃を下げることも可能です。

2-2.生産性の向上

毎日の通勤時間やその準備といった、目に見えないストレスを漠然と感じている従業員も多いものです。時には残業が続いて心身ともに疲れが溜まることもあるでしょう。

こういった環境は従業員にとってストレスの要因であり、ストレスが溜まることで業務に対するパフォーマンスが悪くなる要因にもなり兼ねません。リモートワークを導入することで、日々感じているストレスを軽減し、モチベーション高く業務に取り組むことができるため、生産性の向上にもつながります。

また、フルリモートワークの導入が難しくても、部分的にリモートワークを導入するだけでも、一定の効果は感じることができます。従業員にとってもメリハリが付けやすい環境になるため、モチベーションを高めることは可能でしょう。

2-3.人材の確保と定着率の向上

リモートワークは従業員の住む場所や時間に捉われない、柔軟な働き方の実現を可能にするものです。ライフステージの変化により、育児や介護などが必要になる従業員も多く、これらをきっかけに退職せざるを得ない人も少なからずいるため、リモートワークの導入は有効であると言えます。

また、採用の募集をかける際にも、柔軟な働き方ができるリモートワークを導入している企業ということで様々な人の目にとまりやすくなるものです。優秀な人材の確保にもつながることはメリットであると言えるでしょう。

このように、ライフステージの変化による働き方の変化にも柔軟に対応できるのがリモートワークであるため、従業員の定着率向上にもつながります。

2-4.営業活動の効率化

近年リモートワークと同様に注目されているのは、WEB会議ではないでしょうか。打合せ前後の移動時間の短縮ができるため多くの企業が取り入れているものでもあり、またリモートワークでも客先との打合せができることからWEB会議は重宝されています。

移動時間を提案資料の作成時間に充てたり、テレアポ業務に充てたりすることができるため、営業活動の効率化が可能となります。また、訪問して打合せとなると、予定が組みづらかったり、まとまった時間が必要なことから敬遠してしまったりするものですが、WEB会議であれば比較的気軽に行うことができるため、関係性の構築もしやすくなるでしょう。

2-5.事業継続性の向上

日本は自然災害が多いことから、事業継続性について考えておくことも大切です。また、近年では流行病から、一時的にでも働き方の変化を余儀なくされた背景もあります。

こうした予期せぬ事態にも対応できる「事業継続性の向上」にもリモートワークは有効であると言えます。

2-6.企業のブランドイメージ向上

「人材の確保と定着率の向上」でも触れた通り、リモートワークを導入している企業というのは就職活動中の人から人気があるため、ブランドイメージの向上にもつながると言えます。柔軟な働き方が可能な企業として、幅広く優秀な人材が確保しやすくなります。

また、企業の成長実績があれば、リモートワークの運用もしっかりできているとも言えるため、将来性もある企業といったブランドイメージの向上も期待できるでしょう。

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3.従業員としてのリモートワークのメリット

次に従業員としてのリモートワーク導入のメリットについて見ていきましょう。

3-1.通勤しなくてよくなる

出勤するために準備したり、満員電車に揺られたり、毎日小さなストレスが溜まっていくものです。

住んでいる場所によってその差も大きくなったり、共感を得ることが難しかったりもするでしょう。そういった日々の小さなストレスが解消されるのは従業員側のメリットであると言えます。

3-2.ワークライフバランスの充実化

ワークライフバランスは仕事とプライベートのバランスを取ることを指し、多くの人が課題であると感じているものです。リモートワークが導入されていると通勤時間が省略され、単純に自由な時間が増えます。

趣味や家族との時間を確保することができると、プライベートが充実していると感じるものです。プライベートが充実していると、仕事に対するモチベーションも高くなるため、効率良く取り組めるようになるといったメリットがあります。

3-3.育児や介護との両立が可能

育児や介護というのは、単純に時間があればできるというものではありません。仕事との両立がしっかりとできるように制度が設けられている方が両立は実現しやすいものであり、リモートワークはその制度のひとつであると言えます。

3-4.モチベーションを高く維持することができる

リモートワークを導入している環境は、その働きやすさから従業員のモチベーションを高く維持することができます。モチベーションが高くなることで、業務のパフォーマンスが向上したり、前向きに取り組めたりするためメリットであると言えるでしょう。

また、本業だけではなく、空いた時間を有効活用して副業に取り組むことも可能です。時間がないことから現実的ではないと敬遠しがちだった副業も、リモートワークで空いた時間を有効活用し、本業以外の収入源をつくることが可能となります。

本業と副業の両立ができれば、気持ちにも余裕ができて広い心で過ごすことができたり、経験したことを本業と副業双方に活かしたりすることもできるでしょう。

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4.リモートワークのデメリットと解決策【企業】

メリットの多いリモートワークですが、導入するにあたってデメリットについても把握しておくことが大切です。また、そのデメリットに対する解決策についても知っておくことで、リモートワークをより良く運用することができます。

4-1.勤怠の管理が困難

リモートワークを導入することで、勤怠管理が難しくなる点は企業にとって大きなデメリットであると言えます。通常、出勤時に社員証やタイムカードで打刻を行う企業が多い傾向にありますが、リモートワークの場合は、自己申告で管理しているファイルやソフトなどに書き込むことになります。

リモートワークに適した勤怠管理システムを導入することである程度、デメリットは解消されますが、リモートワークは従業員との信頼関係も必要であると言えるでしょう。

4-2.情報漏洩などのセキュリティリスク

業務で使用するパソコンやスマートフォンをオフィス外に持ち出すことになるため、紛失や盗難などから発生する情報漏洩には気を付けなければなりません。

セキュリティ対策として、各種端末の利用方法や情報管理について、従業員にも理解してもらえるようにガイドラインを策定したり、セキュリティソフトを導入したりすることが大切です。

5.リモートワークのデメリットと解決策【従業員】

従業員にとってもリモートワークを導入することでデメリットと感じることはあります。それぞれ見ていきましょう。

5-1.自己管理ができない人には難しい

リモートワークを導入することで、一人で取り組む時間が多くなるものです。タスクの進捗管理や報告連絡相談、優先順位の検討など、セルフマネジメントができる人であれば心配はいりませんが、自己管理ができない人に取っては難しいものです。

また、プライベートな環境と隣り合わせであるため、さぼってしまう人もいるのではという疑念が生まれます。このようなデメリットに対して、リ毎日の進捗報告タスクを設けたり、タイムスケジュールを用意してあげたりすることが大切です。

リモートワークを続けるためには、従業員がしっかりと業務に取り組める環境を用意したり、その意識を持ってもらったりする必要があると言えるでしょう。

5-2.コミュニケーション不足

従業員がそれぞれの場所で業務に取り組むため、出社していた頃に比べてコミュニケーションは減ってしまうものです。情報共有がスムーズにできなかったり、従業員の気持ちの変化や悩みに気付いてあげられなかったりするのはデメリットと言えます。

気軽に相談ができるように、チャットツールを活用したり、朝礼や終礼などを実施したりするのも良いかもしれません。柔軟な働き方が可能な環境にも、一定の決まり事は必要であるため、朝礼や終礼などでメリハリをつけるのも有効です。

5-3.設備が整っていない

業務に集中できる部屋が無かったり、オフィスのように周辺機器が整っていなかったりすると、本来のパフォーマンスを発揮することができません。最低限必要な周辺機器については環境が整えられるように、準備金を支給したり、貸出用の周辺機器を用意したりすることで解決することが可能です。

まとめ

本記事では、リモートワークのメリットをはじめ、デメリットやその解決策を併せて解説してまいりました。

企業としてのリモートワークのメリットは以下の通りです。

  • コスト削減
  • 生産性の向上
  • 人材の確保と定着率の向上
  • 営業活動の効率化
  • 事業継続性の向上
  • 企業のブランドイメージ向上

従業員としてのリモートワークのメリットは以下の通りです。

  • 通勤しなくてよくなる
  • ワークライフバランスの充実化
  • 育児や介護との両立が可能
  • モチベーションを高く維持することができる

リモートワークの導入は様々なメリットがある一方でデメリットもあります。また、従業員がしっかりと働いてくれているか気になるものです。従業員との信頼関係も大切にして、リモートワークを取り入れていくことが重要です。

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