社会貢献とは?企業が行うCSRや事例などを紹介

社会貢献に取り組むメリットは様々であり、また社会貢献の種類も複数あります。

本記事では、社会貢献とは何か、企業が行うCSRや社会貢献をしている企業の事例についても併せてご紹介してまいります。

1.社会貢献やCSRとは

社会貢献に定義と言うものはありません。社会貢献とは何かについて説明するのであれば、社会の役に立つ活動などのことを指すと言えるでしょう。

自分や企業、団体が持つ知識や経験、資源を活用して、社会全体や地域社会の利益や発展に寄与することも社会貢献と言えます。

社会貢献には様々な形態があり、例えば、ボランティア活動や地域のイベントへの参加、企業が行うCSR(社会的責任)、環境保護への取り組みなど様々です。企業が行うCSRとは、「Corporate Social Responsibility」の略語であり、企業の社会的責任と訳され、公共の利益に対する取り組みであると言えます。

社会貢献と言ってもすべてが無償で行われるものと言う訳でもなく、報酬を伴う社会貢献もあります。社会貢献を考える際には、あくまで社会に役立つ取り組みであるかどうかが重要であると言えるでしょう。

2.社会貢献の3つの種類

社会貢献の種類は様々であると伝えましたが、大きく3つに分けることができます。

それが「物的支援」「人的支援」「経済的支援」です。それぞれについて見ていきましょう。

2-1.物的支援

物的支援とは、何らかの事情でものが不足している地域や団体に対して必要なものを送ることを指します。

一例として、被災地への救援用品であったり、途上国の子どもたちに衣服や紙などといった学用品であったりを送ることがあげられます。また他にも、環境保全の観点から素材の工夫なども挙げられ、紙製のストローや木製のスプーンなどもその一つです。

自社製品などを無償で必要な地域や団体に提供することは、企業としての物的支援であると言えます。また、物資の提供以外にも、施設や設備の提供も物的支援であると言え、グラウンドや体育館、ホールなどを開放して、地域のスポーツや文化的な利用に活用してもらうという社会貢献もあります。

工場見学も施設提供の一つです。工場見学を通して、子どもたちがものづくりや地域貢献に触れる機会を与えることができるのは大切なことであると言えるでしょう。

2-2.人的支援

人的支援とは、人を活用した社会貢献のことを指します。

ボランティア活動や被災地の復興支援などは人的支援の一つであると言えます。また他にも、企業や工事現場で取り組まれている、周辺のごみ拾いなどもこの人的支援にあたります。

人の技術や知識を活かして行う育成や講習も社会貢献と言え、途上国のインフラ整備や教育者としての参加も人的支援になるでしょう。人の労力をはじめ、人が持つ知識や経験の共有など、人的支援も広い意味を持つと言えます。

2-3.経済的支援

経済的支援とは、資金をもとにした支援のことを指します。

非営利活動を行っている団体への資金援助や募金、寄付、社会貢献の取り組みにつながるクラウドファンディングなども経済的支援であると言えます。

直接企業が社会貢献に取り組んでいる訳ではありませんが、社会貢献活動を行っている団体などを支援することで、結果的に社会貢献につながります。非営利活動には、動物保護や植樹活動、復興などが挙げられるでしょう。

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3.社会貢献に取り組むメリット

社会貢献に取り組むことで、企業イメージの向上や信頼の獲得につながることはメリットであると言えるでしょう。

企業の活動として単純にサービスの品質向上や開発に取り組むだけではなく、CSRの活動にも取り組んでいることを広くアピールすることも大切です。そういった取り組みは、顧客やステークホルダーからの人気も高まり、支持されやすくなるものです。

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4.社会貢献をしている企業の事例

企業が取り組んでいる社会貢献として代表的なものは、「学生への支援」「海外への技術支援」「環境保全」などが挙げられるかと思います。

学生への支援としては、大学や研究機関と連携して学術研究を支援したり、インターンシップで学生に実務経験を積む機会をつくったり、また途上国の子どもたちが勉学に励めるように学用品などの物的支援を行うことが挙げられます。

海外への技術支援としては、技術やノウハウを途上国に伝えたり、職業訓練として受け入れたり、それらを活かして支援先の国に対して環境づくりを行ったりすることなどが挙げられます。

環境保全としては、国内外含め緑化への取り組みであったり、地球の自然の消費を抑制したりなどが挙げられるでしょう。

5.個人が取り組める社会貢献

個人としてはどのような社会貢献に取り組むことができるのでしょうか。

「ボランティア活動への参加」と「社会貢献に取り組んでいる企業に就職する」方法についてご紹介していきます。

5-1.ボランティア活動に参加する

個人が取り組める社会貢献として、ボランティア活動が代表的なものであると言えるでしょう。

ボランティア活動には、被災地への支援活動や動物保護、自然保護への取り組み、高齢者や障がい者支援などが挙げられます。

他にも、貧困家庭や両親不在の子どもたちへの食事支援をはじめ、勉強や野外活動なども個人として取り組める社会貢献です。その中でも、比較的取り組みやすいものは清掃活動などを通した自然保護であると言えます。

被災地への支援活動は募金以外にも、実際に被災地へ訪れ、がれきの撤去や清掃、炊き出しなどと様々ですが、自分の身の安全を確保することも大切であることには注意が必要です。

これらのようなボランティア活動への参加は、募集をしている団体に確認してみるようにすると良いでしょう。

5-2.社会貢献に取り組んでいる企業に就く

ボランティアなどの非営利活動だけではなく、営利活動として社会貢献に取り組んでいる企業に就職することも個人として取り組める社会貢献の方法だと言えるでしょう。

もちろん、直接社会貢献に取り組んでいない企業に就職したとしても、間接的に社会貢献に取り組んでいると言えます。その中でも、より社会貢献度の高い企業に就職することも可能ではあるということです。

例えば、医療関係や自衛官、消防士なども社会貢献度の高い職業として挙げられるでしょう。人の命に関わる仕事として責任も大きく、就職するためには専門的な知識や技術が必要かつ、就職後も日々スキルアップが必要な職業です。

その他にも、治安維持に取り組む警察官や裁判官、地球の自然の消費を抑制する開発に取り組んでいる企業など様々です。自分が一番貢献したいと考えるものは何かと、考えてみるところからはじめるのも良いかも知れません。

まとめ

本記事では、社会貢献とは何か、企業が行うCSRや社会貢献をしている企業の事例についてご紹介してまいりました。

社会貢献に定義と言うものはありませんが「社会の役に立つ活動」などのことを指し、知識や経験、資源を活用して、社会・地域の利益や発展などに寄与することも社会貢献です。

企業が行うCSRは「企業の社会的責任」とも呼び、公共の利益に対する取り組みであると言えます。

企業が取り組んでいる社会貢献として代表的なものは以下の通りです。

  • 学生への支援
  • 海外への技術支援
  • 環境保全

社会貢献を考える際には、どれだけ貢献しているかといった大小ではなく、あくまで社会に役立つ取り組みであるかが重要であると言えるでしょう。

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