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死ぬときの後悔は、人それぞれではありません。看取りの現場では、同じ内容が繰り返し記録されています。
緩和ケアの記録に残された後悔は、そのほとんどがお金や地位ではなく、人との関わり方と時間の使い方に関するものでした。
本記事では、それらの記録と重なる後悔を、他人・仕事・家族と友人・自分という4つの軸で12項目に整理し、今から変えられることをあわせてご紹介します。
目次
死ぬときの後悔は人それぞれに見えて、看取りの現場では同じ内容が繰り返し記録されています。
オーストラリアで緩和ケアに長年たずさわり、多くの患者を看取ったブロニー・ウェア氏は、患者が最期に語った後悔を次の5つに整理しました。
出典: ブロニー・ウェア『死ぬ瞬間の5つの後悔』(仁木めぐみ訳・新潮社・2012年)
新潮社の書籍ページ
また、緩和医療医の大津秀一氏は、1000人以上の終末期に立ち会った経験から、患者が語った後悔を25項目に整理しています(『死ぬときに後悔すること25』致知出版社・2009年)。
注目したいのは、5つの後悔のいずれもお金や地位に関するものではないことです。挙がっているのはすべて、人との関わり方と、自分の時間の使い方でした。
本記事では、これらの記録と重なる後悔を、他人・仕事・家族と友人・自分という4つの軸で12項目に整理してご紹介します。
他人に関する後悔は、「相手に合わせすぎて自分を後回しにした」という一点に集約されます。
ブロニー・ウェアが記録した5つの後悔でも、最も多かったのは「自分に正直な人生を生きればよかった」でした。
ここでは他人に関する死ぬときの後悔を3つに分けてご紹介します。
ここでは他人に関する死ぬときの後悔をご紹介します。
我慢のしすぎは、死ぬときの後悔として最も多く記録される「自分に正直に生きられなかった」に直結します。
他人がどう思うかを気にしすぎて、自分の行動を抑制してしまう方は少なくありません。
自分のしたいことを我慢しすぎると生きにくく感じるでしょう。
「良い人」や「一緒にいると気が楽」と思われたくて、自分の身の丈に合わない行動をし続けると後悔することもあります。
自分らしく生きるためにも我慢しすぎないことも大切です。
他人との比較は、自分の人生を採点する基準を他人に預けてしまう行為です。
他人と自分を比べて頑張ろうと前向きになれるときもありますが、いつでもそういう気持ちを持てるわけではないでしょう。
また、無意識のうちに他人と比較する癖がついてしまう原因にもなり、ストレスが溜まってしまいます。
特にSNSではさまざまな人の良い部分ばかりが見えてしまいがちです。
SNSを見ないようにしたり、見る時間を制限したりするのも良いでしょう。
「他人に期待された人生」を生きたことへの後悔は、看取りの記録で繰り返し現れます。
周りの意見ばかり優先して自分の気持ちを抑え込んだ人生というのも、死ぬときに後悔してしまうことのひとつです。
もちろん、ときには他の人のアドバイスや第三者からみた意見というのは役に立ちますが、普段から周囲の意見ばかりに耳を傾けるのは辞めましょう。
また、「あのとき○○すれば良かったかも」といった後悔を感じることもあるため、もっと自分の気持ちに正直になって、意見を伝えてみることも大切です。
仕事の後悔は「働きすぎた」と「挑戦しなかった」の2つに分かれます。
どちらも、仕事そのものではなく仕事に時間を配分しすぎたことへの後悔です。
ここでは仕事に関する死ぬときの後悔をご紹介します。
生きていく上で仕事はつきものですが、自分に合ったバランスがあります。
ここでは仕事に関する死ぬときの後悔についてご紹介していきます。
「働きすぎなければよかった」は、ブロニー・ウェアが記録した5つの後悔にそのまま含まれています。
仕事ばかりで自分のやりたかったことや、自分が大切にしたいと思う人との時間を取れなかったことは、死ぬときに必ずと言って良いほど後悔します。
仕事を頑張るのは何のためなのかを改めて見つめなおすことも大切です。
仕事よりも家族や友人といった人とのつながりを大切にすることが後悔しないための重要なポイントと言えるでしょう。
後悔として残るのは失敗そのものではなく、挑戦しなかったことのほうです。
もちろん避けられるリスクを回避することは大切ですが、リスクを心配しすぎて挑戦せずに諦めてばかりでは人生充実しません。
やりたいことをやってみて失敗することよりも、やらないままの方が後悔するものです。
自分の人生を充実したものにするためにも、諦めずに挑戦することも大切であると言えるでしょう。
家族と友人に関する後悔は、「伝えなかったこと」と「会わなかったこと」に集中します。
やってしまったことより、やらなかったことのほうが後悔として残るのが特徴です。
ここでは家族・友人に関する死ぬときの後悔を4つご紹介します。
この時間を十分に確保できていたかどうかで人生の充実度も変わってきます。
ここからは家族や友人に関する死ぬときの後悔についてご紹介していきます。
大切な人と過ごす時間は、あとから取り戻せない唯一の資源です。
もっと大切な人と過ごす時間を取れば良かったと後悔する方は多いでしょう。
それは死ぬときだけでは無く、仕事が忙しかったり、何かに没頭していて大切な人との時間を作ることができなかったりしたときにも感じます。
友人もパートナーも親も子どもも歳を取っていきます。
大切な人との時間はもっと優先しておくことをおすすめします。
「友人と連絡を取り続ければよかった」も、5つの後悔のひとつとして記録されています。
友人の大切さは歳を重ねるにつれて忘れていきがちです。
それぞれ自分の生活や目標があって、友人と疎遠になることも多いものです。
多くの方が友人との時間が大切なものであったと気づき後悔します。
最近会っていない友人に連絡してみてはいかがでしょうか?
伝えなかった言葉は、相手が亡くなった時点で永久に渡せなくなります。
感謝の気持ちを自分の口からちゃんと伝えておけば良かったと後悔する方は多いです。
親やパートナーに感謝の気持ちを伝えられていますか?
思いを伝えることは相手にとって嬉しいものであり、自分にとっても心を満たす行動と言えるでしょう。
また、死期が近づいたときに自分の想いを家族に伝えておけば良かったと後悔する方も多くいます。
自分も家族も気を遣って何も言えなくなってしまいがちです。
自分の思いを伝えることで、相手に迷惑をかけてしまうのでは無いかと思う気持ちもあるでしょう。
お互いに後悔しないためにも、自分の気持ちは正直に伝えるようにしましょう。
仲直りしないまま別れると、後悔は相手ではなく自分の中に残り続けます。
親やパートナー、子どもをはじめ、友人や会社の同僚などと意見が食い違う場面もあることでしょう。
ときには、自分の気持ちが強すぎて喧嘩をしてしまうこともありますが、喧嘩をしたまま疎遠になってしまったりしていませんか?
伝えていることは正論でも、伝え方であったり、相手の言い分もあります。
素直に謝ることで、もっと良い関係になることだってあります。
死ぬときに後悔しないためにも、喧嘩別れになっている方に改めて自分の気持ちを伝えて、謝ってみることも大切です。
自分に関する後悔は、「自分の幸せを後回しにした」という形で現れます。
自己犠牲が自分を幸せにすることは少ないものです。
ここでは自分に関する死ぬときの後悔を3つご紹介します。
こちらでは自分に関する死ぬときの後悔についてご紹介していきます。
その場の感情で決めた行動ほど、あとから理由を思い出せず後悔だけが残ります。
その時の感情で動いてしまったことを後悔することがあります。
あの時は悪いことをしてしまった、相手を傷つけてしまうような言葉であったなど、感情で動くと後悔しやすいものではないでしょうか。
自分の感情に振り回されて後悔しないように、日々気を付けることも死ぬときに後悔しないポイントのひとつです。
「幸せをあきらめなければよかった」は、5つの後悔の最後に挙げられているものです。
自分の人生、自分の幸せを考えてあげれば良かったと後悔する方もいらっしゃいます。
自分らしくありたかった、自分の気持ちに正直になれば良かった、自分のしたいことをすれば良かったなど、後悔するときの思いも様々です。
やりたいと感じることをやってみることが自分のためになることもあります。
改めて自分の幸せを考えた行動ができているか、しようとしているかを見つめなおしてみましょう。
幸せは手に入れるものではなく、すでにあるものに気づけるかどうかで決まります。
大きな目標や他人の幸せばかりを見てしまって、自分の幸せに気づけていない方もいるでしょう。
小さくても、あたりまえのことでも、それが幸せであることに気づけると、人生がより充実しているように感じます。
小さな幸せに気づけるように、あたりまえであったことにも目を向けてみるようにしていきましょう。
「自分に正直な人生を生きればよかった」です。ブロニー・ウェア氏が記録した5つの後悔の筆頭に挙げられており、他人に期待された人生を生きてしまったことへの後悔を指します。
記録された5つの後悔に、お金や地位に関する項目はひとつも含まれていません。挙がっているのはすべて、人との関わり方と自分の時間の使い方に関するものでした。
まず「自分がどうしたいか」を言葉にすることからです。12の後悔はいずれも、自分の気持ちを後回しにした結果として起きています。大きく生き方を変える必要はなく、今日の予定をひとつ自分の意思で決めるだけでも変わります。
あります。12の後悔はどれも、長い時間をかけて積み重なるものです。早く気づくほど、修正に使える時間が長く残ります。
12の後悔に共通しているのは、どれも「自分の気持ちを後回しにした」結果だということです。
死ぬときに後悔しがちなことを、下記4つの軸に分けてご紹介してきました。
この記事を見るタイミングはさまざまだと思います。
これをきっかけに、事前に気を付けていかれる方もいれば、少しずつ変えていきたいと思う方もいらっしゃることでしょう。
人とのつながりや、自分が大切にしたいと思う気持ちや人との時間を作ることが大切です。
自分の人生に後悔することが1つでも減るように、本記事が役に立てば幸いです。
自分の生き方を、自分で認められるようになった。
出典: 受講生の声(株式会社アウェアネス)/本人の申告に基づく個人の体験です。
同じところでつまずいている方へ
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