チームの役割とは?メンバーの役割3つ・発生しやすい課題も

チームが優れた成果を上げるためには、上司やリーダーがチームの役割を理解した上でメンバーをまとめていく必要があります。現状でうまく機能していないと感じるならば、「チームで仕事をする」ということを、あらためて考えてみましょう。

この記事では、ビジネスにおけるチームやメンバーの役割、組織で発生しやすい課題とその解決策について解説します。チームのマネジメントで苦戦している管理者や、チームリーダーを目指すという人は、ぜひ参考にしてください。

1. そもそも「チーム」とは?チームの役割とは?

チームとは、共通した目的や目標を達成するために集められた人々を指します。チームの役割は、共通作業を通じて掲げられた計画を成功・実現させることです。勝利を目指してメンバー全員が力を合わせる、野球チームなどをイメージすると分かりやすいでしょう。

チームには、さまざまな類型がありますが、いずれも生産性の向上や課題解決の迅速さなどがメリットとして挙げられます。

1-1. チームとグループの違い

チームとグループは似た意味合いを持つものの、厳密には下記のような相違点があります。

〇成果の大きさ

グループの成果は個人の貢献を足したものである一方で、チームの成果はメンバーの相乗効果による付加価値がもたらされます。グループより全体的な成果は、大きくなる傾向です。

〇責任範囲

グループはそれぞれが独立して行動するため責任範囲が個人に限定されるのに対して、チームはメンバー全員が意思決定と説明責任を果たします。

このように、チームと呼ばれるものに対して、グループは個人主義的な色彩があります。どちらが良い悪いではなく、あくまで仕事の進め方や向き合い方の違いだと認識しましょう。なお、組織の成長という観点では、チームのほうが有利な傾向にあります。

2. チームメンバーの主な役割3つ

企業経営の近代化と効率化に関する事業を行う「日本経営協会」では、組織やチームの構成員として下記3つの人材を挙げています。

チームリーダー チームの目的や目標を達成するために、組織やメンバーを活用する人材
フォロワー チームリーダーに主導される傍ら、チームリーダーが目指す目的や目標の達成に向けて機能する人材
メンバー チームリーダーとフォロワーの双方を支える、組織やチームの基盤となる人材

出典:一般社団法人 日本経営協会「組織・チームにおけるメンバーのあり方と行動についての調査報告書」

グローバル競争やダウンサイジング化など、ビジネスが多様化する現代で企業が生き残るためには、組織が知識想像力や学習力を高める必要があります。いかにしてチームとしての力を発揮できるかが問われており、リーダーをはじめそれぞれが役割を十分に果たしていくことが重要です。各人材の役割をさらに深く見てみましょう。

【無料】特別動画プレゼント!  お得でとっておきな情報をゲット!

2-1. チームリーダー

現場の中心となるチームリーダーは、メンバーの総合的な管理や指導を行います。主な役割は、下記の通りです。

  • チーム目標や方向性の設定
  • メンバーの育成
  • チーム目標や方向性の設定
  • リスクマネジメント

チーム目標や方向性を決めた際には、意図や戦略をメンバー全員と共有します。メンバーの育成にあたっては定期的にフィードバックを行うだけではなく、業務の難易度を徐々に上げる、研修参加の機会を設けるなどして個人の能力を効率的に伸ばします。

チームリーダーは、幅広いスキルや能力を持つことが不可欠です。

  • 業務知識
  • 行動力
  • 判断力
  • マネジメント能力
  • モチベーション管理能力
  • コミュニケーション能力
  • 育成能力

業務への深い理解はもちろん、メンバーの性格などを踏まえた細やかな指示や配慮も必要です。平等性や公平性を保ち、メンバーの意見を聞き入れる柔軟性も持たなくてはなりません。

2-2. フォロワー

フォロワーは、チームリーダーの補佐的な存在でありながら、状況に応じて独自に行動することが特徴です。下記はフォロワーの主な役割です。

  • チームの方向性の具現化
  • リーダーへの提言
  • 現場の意見の吸い上げ
  • メンバーのモチベーション管理

チームリーダーが示した方向性に従い、具体的な行動計画を策定してメンバーに落とし込みます。意思決定に問題がある場合には、健全的な批判を行い、軌道修正を図ることも重要な役割です。

フォロワーシップを発揮するためには、下記のような能力が求められます。

  • 業務遂行能力
  • 行動力
  • 提言力
  • コミュニケーション能力

チームリーダーをマネジメントに専念させるため、積極的に業務を引き受けることが必要です。臆することなくチームリーダーに気づきを与えられる提言力も求められます。チーム内では中立的な立場を守り、メンバー全員との信頼関係を構築しなくてはなりません。

2-3. メンバー

チームの基盤であるメンバーは、個性あふれる人材の集合体でもあります。メンバーの役割は業務遂行およびチームとの調和です。自分が担当する業務の目的を理解した上で、正確に進めることが求められます。チームの仕事が円滑に進むように、メンバー間で情報共有をする、励まし合うなどの行動も大切です。

メンバーとしてチームに貢献するためには、下記の要素が必要となります。

  • 目的達成意識
  • 責任感
  • 向上心
  • 自律心

困難な状況でも業務をやり遂げる強い意識や責任感がなければ、チームを支えることはできないでしょう。レベルアップを目指した、日々の努力も欠かせません。

【無料】特別動画プレゼント!  お得でとっておきな情報をゲット!

3. 【リーダー向け】チーム・組織に起こりやすい主な課題とその解決策

日本経営協会では、組織やチームにおける調査を発表しています。調査対象は会員企業(団体)500社と、正社員(正職員)として5年以上の在籍経験がある300人です。

ここからは、調査結果をもとにした「チーム・組織に起こりやすい主な課題」について解説します。

3-1. メンタルヘルス・モチベーションの維持

調査では多くの組織やチームが、メンタルへルスとモチベーションについて課題を抱えている実態が明らかになっています。「メンタルヘルスに問題を抱える人が増えた」と回答した人は114人(27.6%)、「仕事に対する個人のモチベーションが低下した」と回答した人は98人(23.7%)です。

メンタルヘルスの問題は過重労働や仕事の複雑化などが原因として考えられるものの、管理者が業務を分解して振り分けるなどチームの強みを生かすことが有効な解決策となります。モチベーションについては、各メンバーの行動に対して前向きな評価やフィードバックを行うことが重要です。

出典:一般社団法人 日本経営協会「組織・チームにおけるメンバーのあり方と行動についての調査報告書」

3-2. 職場間での協力体制

組織やチームでの仕事の進め方について、協力体制の弱さも露呈しています。調査結果では、「メンバーは決められた役割に応じてそれぞれ自己完結型で仕事をしている」と回答した人は167人(40.4%)にのぼります。こうした組織やチームではミスをしても周りからフォローされることが少なく、チームワークがうまくできていない傾向です。

協力体制が構築できない主な原因は、チーム内や会議で必要な議論が行われていない閉鎖性にあります。課題を解決するためにはメンバー同士が意見や問題点を言い合える関係性や環境を作ることが大切です。

出典:一般社団法人 日本経営協会「組織・チームにおけるメンバーのあり方と行動についての調査報告書」

3-3. 自主的な行動

主に若手メンバーについて、自主的な行動ができるかも課題となっています。チームリーダーの発信する情報などを自分で解釈して受け入れる意識や行動について、「重要」だと回答した20代は15人(57.7%)にとどまり、「重要でない」との回答もゼロではありません。

発信内容を軽視してしまう原因はチームリーダーとの関係性もさることながら、経験値の少なさが原因として挙げられます。メンバーは情報や意思決定を自分なりに理解した上で行動することが重要であり、チームリーダーやフォローは若手に対して「考える場面」を積極的に与える必要があります

出典:一般社法人 日本経営協会「組織・チームにおけるメンバーのあり方と行動についての調査報告書」

3-4. 貢献経験の連鎖

メンバーは一般的に組織やチームへの貢献経験があるほど、課題や目的の達成へ向けて前向きに行動します。しかし、調査ではチームに貢献したことが「ある」と回答した人は202人(48.9%)と過半数を下回る結果となりました。貢献経験が「ない」と回答をした人たちは、メンバーの業務上の相談にのったり意見に耳を傾けたりすることがさほどありません。仕事に対して、消極的だとうかがえます。

メンバーにチームへの貢献を実感してもらうためには、自立した行動を促す必要があります。新しい取り組みを任せる、業務のサポートを依頼する、裁量を持たせるなどの方法が有効です。

出典:出典:一般社団法人 日本経営協会「組織・チームにおけるメンバーのあり方と行動についての調査報告書」

まとめ

チームとは共通の目的や目標を持った集団を指し、具体的な役割は共同作業を通じて組織やチームの計画を成功・実現させることです。総合的な管理や指導を行うチームリーダー、理想のチーム環境を築くために機能するフォロワー、チームの基盤となるメンバーの3つで構成されます。

チームリーダーをはじめ組織の管理者は、チームで起こる多様な課題を解決していかなくてはなりません。株式会社AWARENESSでは、リーダーシップやチームワークを本質的に学べるセミナーを用意しております。チームビルディングに悩みを抱える人は、ぜひ参加をご検討ください。

【無料】特別動画プレゼント!
 お得でとっておきな情報をゲット!

おススメ記事

よく見られている記事

コラム一覧
PAGE TOP
 
閉じる