【大人向け】自己成長とは?具体的な10個の方法を紹介

社会人として毎日を過ごしていると、「今のままではいけない」と感じることがあります。仕事で失敗を繰り返してしまったときや、同僚や後輩の活躍を目の当たりにしたときなどに「もっと成長したい」と願うことは自然な心理です。では、自己成長していくためには、どのような方法があるでしょうか。

当記事では、現状を変えたいと悩んでいる人、キャリアアップをしたいと考えている人に向けて、自己成長の定義を整理した上で有効な手段について解説します。

1.そもそも「自己成長」とは?

自己成長とは、自らの意思で努力をして成長につなげることを指します。「成長」とつく言葉には、身体的成長・精神的成長・経済的成長・社会的成長などがあるものの、いずれもポジティブな意味合いとして用いられます。身体的成長は思春期をピークに成長曲線が緩やかになるものの、残りの要素については努力次第で伸ばすことが十分可能です。

大人や社会人における自己成長とは、精神的成長・経済的成長・社会的成長を促す行為にほかなりません。なお、上司から促されたなどのきっかけはさておき、最終的に自分からやってみようと腰を上げ、できるようになった事柄はすべて自己成長に含まれます。

2.【スキル面】自己成長していくための主な手段

スキル面の自己成長を行うためには、当然ながら「行動すること」が重要です。二の足を踏んでいては結果を出せないばかりか、消極的な自分に嫌悪感を抱いて悪循環に陥る可能性もあります。最後までやり遂げることを前提とした、行動力を身につけましょう。

ここでは、自己成長に役立つ学びや習慣について解説します。

2-1.勉強する・資格を取得する

社会情勢や労働環境は日々変化しており、学生時代の知識や教養だけで一生を戦い抜くのは困難です。大人になってから学び直すことは知識の陳腐化を防ぐだけでなく、人材としての価値を高めるメリットがあります。業務の幅が広がることはもちろん、転職活動をする際にも有利です。

さらに専門性を高めたい、特定の能力を伸ばしたいという人は、資格の取得がおすすめです。資金面がきびしい場合は、講座受講費用を補助してくれる教育訓練給付制度を活用しましょう。

2-2.ビジネススキルを学習する

ビジネススキルとは、社会人として欠かせないスキルや能力の総称です。

  • 業務的な知識や経験
  • ビジネスマナー
  • 語学力
  • コミュニケーション能力
  • 自己管理能力
  • 問題解決能力

年代や職位により求められるレベルが異なることを理解した上で、現状の自分に足りない要素を補強していくと良い結果につながります。ビジネススキルを学習するためには、セミナーやワークショップなどの専門プログラムに参加すると効率的です。知見を得られると同時に、モチベーションアップにも役立ちます。

2-3.読書習慣を作る

読書を通じてさまざまな文章に触れると、表現力や語彙力が豊かになり、物事をうまく伝えられるようになります。映像や写真とは異なり、文字から情報を読み取ることで想像力も養われます。対人関係において「相手の心情」を想像できるようになれば、気配りや配慮に長けた人間になれるでしょう。

読書習慣を作るためには、「1日10分」などハードルを低めに設定することがポイントです。本選びについては情報を得ることに固執せず、興味を持てて楽しく読めるものを選びましょう。

2-4.運動習慣を作る

運動習慣には、集中力や自己管理能力を高める効果が期待できます。特に仕事の生産性を上げたい、時間やタスクをうまく管理したい人におすすめです。筋力トレーニングにおいては、ハードなメニューをこなすうちに強い精神力も身につきます。

運動を習慣化させるためには、モチベーションの維持が不可欠です。一人で黙々と行うことが苦手という人は、スポーツジムを利用したり、運動仲間を作ったりすると続けやすくなります。

2-5.新しい趣味を見つけそれに没頭する

「仕事は苦手でも、好きなことなら没頭できる」という人は、多いのではないでしょうか。趣味は人生を豊かにするだけでなく、自己実現に必要な「努力」や「続ける大切さ」を楽しく気づかせてくれます。特技が身につけば、将来的に関連業種に就くことも夢ではありません。

自分が何を好きなのかを探ることが、新しい趣味を見つける第一歩です。漠然としてイメージが湧かない場合は、インドア系かアウトドア系かを決めた後に、どのような趣味が存在するのかインターネットで検索してみましょう。

2-6.お金の使い方を学習する

お金のリテラシーを高めることは、将来の可能性を広げることにつながります。一定の知識を持っておけば、お金のトラブルに巻き込まれるリスクが減るとともに、貯蓄を効率的に増やすことが可能です。資格を取りたい、留学したいなど、いざお金が必要となったときでも、資金面を理由にあきらめる必要がありません。

初心者がお金の使い方を学習するためには、専門書籍や投資本を読みましょう。独学がきびしいと感じた場合は、通信講座を利用したりマネーセミナーに参加したりすると深い理解が得られます。

3.【マインド面】自己成長していくための主な手段

成功へ近づくためには、マインドセットをポジティブなものへと変えることが重要です。マインドセットとは、個人の思考様式や心理状態を示す概念であり、生まれ育った環境・経験・価値観などにより形成されます。

マインドセットは先天的な要素が強いものの、意識して取り組めば大人になってからでも変えることが可能です。ここからは、マインド面にアプローチする自己成長の手段を紹介します。

3-1.マインドフルネスを取り入れる

マインドフルネスとは、今この瞬間に意識を集中させて、とらわれない状態で自分と向き合うことを指します。GoogleやMicrosoftなどの有名企業が社員研修に導入して話題となったため、聞いたことがあるという人も多いでしょう。

マインドフルネスには集中力・判断力・記憶力を向上させる効果があるとされ、続けることで自分の気持ちをコントロールできるようになります。実践するにあたっては、自分が潜在的に物事を評価している事実に気づき、ありのままを受け入れられる心理状態にしなくてはなりません。一朝一夕では効果が得られないため、毎日コツコツと続けましょう。

3-2.新しい環境に飛び込む・新しい物事に挑戦する

今までとは異なる環境に身を置けば、新しい課題や慣れない状況に直面します。困難を乗り越えようともがく中で、精神的な成長を遂げられることは必然です。「完ぺきではない自分」を認めることで心が柔軟になり、他者に対しても寛容になれるでしょう。どのような環境でもやっていける、勇気と自信も持てるようになります。

住まいや仕事を変えるといった大きな変化をつけられない場合は、新しい物事に挑戦すれば初心に戻る機会を得られます。未知のジャンルほど良い刺激になり、自己成長を促してくれます。

3-3.ポジティブな言葉遣いを心がける

「言霊」という言葉があるように、言葉には良くも悪くも発した通りの結果をもたらす力があるとされます。マインドを正しい方向へ変えるためには、自分に対しても周りに対してもポジティブな言葉をかけることが重要です。無意識にできるようになると、小さな失敗や出来事に対してさほど悲観しなくなったと実感するでしょう。

成功のイメージを持てるようになれば、能力が最大限に引き出されて良い結果につながりやすくなります。ポジティブな人には周りの人たちも協力的になる傾向があるため、自分一人では成しえない大きな目標も達成できるようになります。

3-4.自己理解を深める

自己理解を深めるとは、「自分とは何者なのか」について深く考えることを意味します。自分の性格・道徳観・行動タイプなどを把握できれば、他者とは本質的に違うことを理解して「自分らしさ」を明確化できます。自己肯定感が高まるとともに、自分自身の悩みに関していち早く活路を見いだせるようになることがメリットです。自己理解は、他者理解も促します。

自己理解を深めるためには、自分がどのような事柄に対して嬉しい、あるいは悲しいと感じるのかを書き出す「ライフラインチャート」を活用することが有効です。他者からのフィードバックやデータを活用すれば、より深い理解が得られます。

まとめ

自己成長とは、自分の意思で努力をして成長を促す行為を指します。スキル面では、あらためて勉強をする、読書や運動の習慣を作る、趣味を見つけて没頭するなどの手段があります。マインド面においては、マインドフルネスを取り入れる、ポジティブな言葉遣いを心がけるなどの手段が有効です。

自己成長を求めすぎると陥る点として、知識先行で行動が追いつかなくなる可能性が挙げられます。インプットとアウトプットのバランスを考慮しながら、実践的な能力を身につけましょう。

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