「幸せの定義」とは?心理学から導き出された幸せの8要因と、幸せになる方法
こんにちは。AWARENESSの黒木です。
あなたにとって「幸せ」とはなんですか?と聞かれて、はっきりと答えることはできますか?
私たちは小さな頃からこの言葉を耳にしてきました。
しかし、「どうしたら幸せだと言えるのか」という定義については、今まで教えてもらったことがありません。
検索してみても、「人によって違う」とか「決まった定義はない」と書かれていることが多く、はっきりした回答はなかなか見つかりません。
心理学を元に理論を解説をしているサイトも多くありますが、自分と照らし合わせることが難しく、どれだけ読んでもいまいちピンとこないこともあります。
「もっとより良くなりたい」「もっと充実した人生を送りたい」という、前向きな気持ちをお持ちのあなたにとって、当コラムでご紹介する内容は、確実にあなたの手助けになります。
単なる哲学や思想的な内容ではなく、心理学と実践者の経験を元に導き出された内容をご紹介していきます。
ご自身の生活に活かす方法まで解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
① 幸せとは主観的幸福度で、人それぞれ違う
② 幸せとは遺伝子を満たしたときに得られるポジティブ感情
この2つの要素について解説をしていきます。
例えば、友人と飲んだり騒いだりして盛り上がっているときに幸福感を感じる人もいれば、1人で静かな書斎でゆっくり読書を読んでいる穏やかなときに幸福感も感じる人もいます。
この様に、人それぞれ「幸せ」を感じるポイントが異なるのです。
ではなぜ、人によって異なるのでしょうか?
その理由を②の中で解説していきます。
②幸せとは遺伝子を満たしたときに得られるポジティブ感情
私たちは自分の得たいポジティブ感情を得るために、日々の選択をしています。
付き合う人も、過ごす場所も、お金の使い方もです。
例えば、車を選ぶとき、たくさんのメーカーや車種、価格帯がある中で、何を基準に選択しますか?
価格帯や使用目的である程度絞ったら、最終的には自分が「かっこいい!」「これに乗りたい!」と思うか思わないかで判断するのではないでしょうか。
私たちはモノが欲しいのではなく、そのモノを得たときに感じるポジティブ感情が欲しくて選択しているのです。
では次に、私たちが求めている欲求とは具体的になんなのか?というお話をしていきます。
複数の心理学を学び、これまで多くの結果を残してきた代表の経験を元に、AWARENESS独自にまとめた主要な10個の欲求をお伝えいたします。
1, 健康
2, 生活の安定
3, 人間関係
4, 承認
5, 成長
6, 力
7, 自由
8, 楽しみ
9, 夢の実現
10, 自己超越
相手や環境に対して居心地が良い、もっと一緒にいたい、もっとやりたいと感じるのは、自分の欲求充足を満たしてくれているからです。逆に言えば、欲求充足を満たしてくれない人やモノ、会社、サービスからは人は離れていきます。
この10の項目は誰もが持っている欲求ですが、どの欲求が強いかは、人によって異なります。それが幸せのカタチは人それぞれ異なる、と言われる理由です。
例えば、「力の欲求」が強い人は上の役職についたり、ブランド品を得ることで満足感を得ますが、「自由の欲求」が強い人は、肩書きに束縛されることを嫌います。
この欲求の強さの違いは遺伝子レベルで決まっており、幸せを決める要因の50%を占めていると言われています。
自分がどの欲求が強いのかを理解し、その欲求に合わせて行動をとっていく事が、幸せを安定的に手にする方法です。
感情欲求から導き出された具体的な8つの要因
1, 健康
2, 人間関係
3, 自己成長・自尊心
4, 仕事
5, 経済
6, 空間・環境
7, 自由な時間
8, 貢献
これらの項目は、1つだけ十分に満たされていたら良いわけではありません。
AWARENESSでは、この8つのバランスが重要であると考えています。
例えば、どれだけ仕事が成功していて十分なお金を得ることができていたとしても、家庭や職場での人間関係が悪ければ幸せとは言えないでしょう。
逆に、各項目が一般的だったとしても、バランスよく満たされている人の方が幸福感を得やすいと言えます。
さらに言えば、この8バランスこそが「幸せの定義」であると考えています。
8バランスを満たしていく方法
8つの項目をバランスよく満たしていくことが、幸福感を得る方法であるとお伝えしました。
どの様な手順で整えていくのがよいのか、具体的な方法をお伝えしていきます。
各項目での100%の状態を描く
例えば健康であれば「体重は何キロ?」「体脂肪率は何%?」「どんな食生活が理想なのか?」「睡眠時間は何時間?」「運動量はどれくらいなのか?」…という様に具体的にイメージしてみてください。
できるできない、こうするべき、といった基準ではなく、あなたが「どうしたいのか・何が理想か」という基準でイメージするのがポイントです。
もう1つ「経済」で例を上げてみましょう。
例えば、資産1億円あって「十分」と感じる人もいれば「まだ足りない」と感じる人もいるわけです。
これもどちらが正解・不正解ではありません。自分の欲求が満たされればOKです。
自分自身の基準での最良願望を描いてみましょう。
現状のパーセンテージを、自己評価する
各項目の100%がどういう状況か描けましたか?
では次に、100%を基準にして、今の自分が何%満たされているのかを自己評価してみましょう。
これも自己評価で構いません。全然足りないと感じているのであれば、0%に近くて良いですし、十分に満たされていると感じているのであれば、100%に近くてもOKです。
まずは自分の現状を正しく把握することが重要です。
何を習慣化すれば100%に近づくのか書き出してみる
次に、自己評価を元に、何を習慣化すれば100%に近づくのか?を各項目ごとに、3つずつ書き出してみましょう。
ここで大事なのが「習慣化」させることです。
一時的に改善できたとしても、それを継続できなければ意味がありません。
例えば、コンビニばかりの食生活を改善したいと思っていても、時間のない人にとって自炊するというとハードルが高く、習慣化することが難しいでしょう。
だから、小さなことでもいいので習慣化できるアイディアを書き出してみてください。
週末に冷凍保存できるご飯を作り置きしておき、週3回は自炊のご飯を食べる、とか、健康志向なお弁当サービスを利用する、といった感じです。
外部のサービスを利用するなどして、自動で行われるようにシステム化すると3日坊主になりにくく、継続しやすいです。
自分自身の生活に取り入れやすい方法を考えてみてください。
取り入れる順番を決める
アイディアが出そろったら、最後に何を実践していくのかを決めましょう。
取り入れる順番を選ぶ方法は2つあります。
① 特に点数が低かった項目から実践する
② 健康・人間関係・成長・仕事・経済・空間・時間・貢献 の順に実践する
もし、極端に点数の低い項目が1つ、2つあるのであればその項目から改善していくことをオススメします。バランスを整えた方が幸福感を感じやすいので、8バランスを整えることを優先してみてください。
特に低い項目はないけれど、全体的に点数が低いと感じている場合は、健康から8バランスの図を時計回りに改善していくことをオススメします。健康や人間関係は他の項目にも影響してくる要因であり、人生の土台となる部分でもあるからです。
自分の8バランスを把握して、バランスを整えていこう!
今回は、幸せとは?というお話から、AWARENESSでの幸せの定義「8バランス」の実践方法までお伝えしました。
私たちは「長期的かつバランスの取れた豊かな人生」をテーマに、8バランスを整えるために必要な考え方やスキルを学ぶスクールを運営しています。
ご自身の現在地を知るための8バランスチェッカーを用意しています。
こちらから確認できます
自分はどんな人生を歩みたいのか?といったヒントを得られる貴重な機会
となっていますので、ぜひご確認ください。